最新エッセー:真なる救済は、苦痛を取り除こうとすることにあるのではなく、「一なるもの」を知ることにある。

金銭や健康や良好な人間関係は、悟りの副次効果としてもたらされます。幸せになりたいのであれば、あなたはまず悟りを目指すべきなのです。このエッセーは、その霊的教えの核心を、解説します。
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レイキセミナー(於:Palatine, IL)

レベル1:Apr 14, 2019
エッセー前作

まだご覧いただいていない方はぜひどうぞ
「たかが親されど親」
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「スピリチュアルな洞察が、どのようにあなたの生活の役に立つのか」
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「あなたの幸せの答えは、あなたの内側にある。」
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二人のためのセラピー
−双方の潜在意識に隠れる恐怖を解消することで、二人の関係が劇的に変化するセラピー



二人の方に同席いただき、お二人同時にヒーリングを施します。
1時間から1時間半程度の時間を費やします。
料金は160ドルです。
:お二人一緒にお越しいただいても、各々別々にセッションを受けられた場合は、そそれぞれのセッションに、通常料金の100ドルを請求させていただきます。
ご質問、ご予約は加藤まで
Phone: 847-989-4261
E-mail: info@atmanwellbeing.com

当事者たるお二人にお越しいただき、お二人に対して同時にヒーリングを行います。お二人の関係における葛藤、対立、確執、その対立に係る感情のもつれを解消します。どのような間柄で発生した問題でも結構です。親子間、夫婦間、恋人の間、友人間、兄弟間、親戚間、先生と生徒の間、上司と部下の間、等々。どのような性質の問題でも結構です、例えば、愛憎、金銭に係るトラブル、健康、離婚、子供の教育をめぐる対立、等々。

まず、ご理解いただきたいのですが、このセラピーにおいては、私があたかも裁判所の裁判官のように、どちらの言い分が正しいかを判断するようなことはしません。例えば、離婚の際の、子供の親権の問題について、「お二人のお子様はご主人と一緒に住むべきで、奥様はあきらめなければならない」というような進言を、私がすることはありません。ですから、あなたが自分の立場の正当性を証明するために、このセッションをお受けになりたいのあれば、それは、適当ではありません。私は、上述しましたとおり、お二人の間で発生している精神的・感情的な「こじれ」や「もつれ」を解きほぐすのを、お手伝いするのであって、どちらが正しいのかを決めたりはしません。私の立場はあくまで中立であります。

また、私はお二人が気分良くすごせるための提案はしますが、私が何がしかの具体的な方策をお二人に示すようなことはしません。例えば、親子間で、お子様がどこの大学に進学するかで、もめているとします。私の方から、「大学の場所については、お父様の意見を採用し、ご自宅からも近い、西海岸の治安の良いところから選ぶこととする。専攻の選択については、お子様の意見を尊重し、海洋生物学のプログラムに申し込むこととする。双方ゆずりあいもし、双方の意見を採用もし、これが適切な妥協である。」というような提案をすることはしません。あなた方が、実際にどのようなアクション・プランを採用するべきかを、提言することはしないのです。私が行うのは、お子様がどの大学を選ぶかということについて意見が食い違った際に、なぜそれが、お互いにいがみ合うまでに発展してしまったのか、その精神のダイナミクスを分析し、感情的なたがぶりを静めることです。

私が提供するのは、あなた方二人の内側、精神性の世界で起きている対立の解消です。まず、なぜ、お二人の心情において、その対立が、いがみ合い、憎しみ合い、にまで発展してしまっているのかを解明します。極端な言葉で表現すれば、あなたは、「相手が私の言うことを聞かないのなら、殺してやりたい」もしくは、「こんな目にあわせたあの野郎を、滅茶苦茶にしてやりたい」という強い暴力的な衝動を持っています。そして、相手もあなたに対して同様の敵対心をいだいています。あたかもお互いが、盾と矛をもって戦場で向き合っているような、精神的にはそんなバトルが起きているのです。なぜ、お互いの心境がそこまでエスカレートしているのでしょうか?その精神的仕組みを解明し、そして、精神の奥底で起きている、マグマの噴火を沈静化します。お二人に対して、精神的な「ガス抜き」をすることで、お互いがリラックスして、優しく見つめあうことができるようにする、そのためのエネルギー的変化、スピリティアルな変化を提供するのが、加藤による「二人のためのセラピー」です。

あなたが、相手によって、著しく傷つけられた、脅された、もしくは無視されたと感じたとき、あなたの内面で、ものすごい感情(怒り、悲しみ、嘆き、失望等)が、相手に対して沸き起こります。この瞬間、あなた自身の感覚では、相手の言動や態度が、あなたに精神的な痛みを与えているように感じます。あたかも、その相手が実際にナイフを突きつけてあなたを傷つけているような。ですから当然、咎があるのはあなたの相手であって、その相手の態度が正されるべきだ、とあなたは考えます。しかし、この、あなたの解釈は、実は正しくありません。

ここで深く考えてみてください。あなたの感情的反応を、あなたの内面での火山の噴火だと思ってください。その噴火のきっかけをつくったのは、確かにその相手なのかもしれません。しかし、その噴火のエネルギーはどこから来たのでしょう?火山のマグマはあなたの内側に蓄えられていて、今か今かと、噴火のときを待っていたのです。何がしかの不満、悲しみ、絶望などが、あなたの内側で蓄えられていたのです。実は、あなたの相手は、その噴火のちょっとしたきっかけを与えたに過ぎないのです。ですから、問うべき問題は、「いかにその相手を正すか?」ではなく、「なぜ、そこまでにネガティヴなエネルギーが私の内側で蓄積していたのか?」もしくは、「なぜ、私は、彼/彼女の態度にここまで過剰に反応しているのだろうか?」なのです。

相手の言動や態度が、あなたにとってどんな意味を持ちえるかは、あなたの内面の状態次第なのです。あなたの内面が澄み渡って、穏やかであるのであれば、あなたは相手に対して寛容でいられます。逆に、あなたの内面が荒んでいるのであれば、あなたは、相手のちょっとした言動に腹をたて、相手を我慢できなくなります。

実際のカップルセラピーの一つ症例をあげながら、上記のメカニズムを説明しましょう。30代のご夫婦がそろって、私のセッションを受診されました。夫婦間でケンカが絶えないとおっしゃりました。子供の目の前で、子供が見ているにも関わらず、怒鳴り散らし、モノをなげあったりする毎日で、お互いに日々消耗しているとのことです。奥様は離婚をしたいとおしゃっています。ご主人は、商売をてがけており、奥様がその事務と経理を担当されています。

ご主人の言い分は、こうです。奥様の事務的な指示が事細かで、常に完璧さを求められていて閉口する。彼女に常にしめつけられている気がする。そして、奥様の言い分はこうです。家業上の社長−事務員という力関係が、夫婦関係の全ての局面において適用されており、何においても、彼女がご主人に隷属しなければならない。何か、旅行先を決定するにしても、二人の間で意見が違った場合は、彼女の意見が採用されることはありえない。全て彼に対してYESを言わなければならず、その自由の無さに辟易したとのことです。

対話と霊視(サイキック・リーディング)を通じて、まず、ご主人が物凄く家業において成功願望が強いことが分かりました。その成功願望の強さは、幼少期の頃、ご主人がお母様から無視されてことに由来していることが判明しました。学校から家に帰って、その日にあったことを母親に話しても、母親は何の関心も示さなかったそうです。彼は、そのトラウマが原因で、無意識のうちに、家業を成功させることで、奥様から褒められて、自分の気持ちを安心させようとしていたのです。彼が彼女に求めていたのは、「仕事がんばってるね。偉いね。」という言葉だったのです。ところが、日々彼女から聞く言葉は、「伝票の計算が間違っている」「領収書がうまく整理できていない」というものだったので、彼は彼女に深く失望していたのです。彼の幼少期の心の傷が、奥様の仕事上のコメントに対して、彼に過剰に反応させていたのです。

片や、奥様のほうは、何につけても、ご主人に拒否されている、と感じているのが分かりました。奥様がそのように感じる傾向をもっているのは、ご主人と同様に、幼少期のトラウマが原因でした。奥様は、10歳のときにお父様を亡くされています。お父様の死、それはすなわち、彼女に愛情をそそいでくれる源泉の消失を意味します。お父様がご在命のときは、彼女の何もかもが、彼によって受け入れられていました。自分を受け入れてくれる包容力の源泉を、失ってしまったために、彼女は、「自分が相手に受け入れられているかどうか」ということに過敏になってしまったのです。そういった精神状況では、何がしかの意見の食い違いがご主人とあったときに、彼女は自分が拒絶されていると感じてしまいます。

つまり、ご主人は、「俺は、こんなに仕事でがんばっているのだから、俺の女房は、俺をほめてくれるはずだ。」という強い気持ちを、潜在意識にもち、無意識のうちに、そういった目で、四六時中奥様を見ていました。奥様は、「私の主人は、私の全てを受け入れなければいけない」と、潜在意識で強く思い、無意識のうちにその期待感を、ご主人に投射していたのです。これでは、お二人の間で対立が起きるのも、自明の理です。

まず、私は、奥様に対して、「ご主人は、あなたに褒められたいのです。ですから、褒めてあげてください。彼の仕事が成功するしないに関わらず、彼が素晴らしい人である、ということを、言葉にして彼に伝えてください。」と指示しました。次に、ご主人に対しては、「あらゆる意見の食い違いが、奥様にとっては、彼女自身が人として拒絶されているかのように感じられています。意見が違っても、それは、ご主人の愛の不在を意味しないことを、彼女に強調してください。」と指示しました。

お二人において、なぜ、そこまでいがみあってきたのかをご理解いただいた後は、お二人が、お互いを許しあい、慈しみあえるようになるために、エネルギー的なヒーリングを行いました。私の監修のもと、お二人がお互いを、親愛の情の波動で包みあうことをしていただきました。このセッションを終えた後、お二人はお互いに微笑みあいながら、私のオフィスを後にされました。セッション終了後5年が経過しましたが、お二人は離婚もせず、仲良く暮らされています。

私の提供する「二人のためのセラピー」をまとめると、つぎのようなものになります。

(1) あなたが持っている、あなたの相手に対する敵対心は、あなたの抱える精神的な傷が刺激を受けたことで発生しています。あなたの相手に対する感情は、その傷があるが故の、過剰反応なのです。ですから、このセラピーでは、「なぜ、あなたが相手に対して過剰反応をしているのか?」を解き明かそうとします。同様に、あなたの相手が、あなたに対して抱いている感情も、その相手の内側で起きている過剰反応です。「なぜ、彼/彼女があなたに対して感情反応しているか」を、解明します。

(2) その過剰反応を起こしている潜在的原因を、お二人が協力しあいながら、解消します。ここで行うのは、エネルギー的な過程になります。ネガティヴな精神的プログラムを除去したり、チャクラのバランスをとったり、などを行います。

実際に「二人のためのセラピー」を受診された方のコメント

「もともと私は個人セッションを受けていたので既に加藤さんとの間には信頼関係が築かれており、カップルセラピーの始めから、私の正直な気持ちを話すことができました。セッション中、加藤さんはお互いの言い分をそれぞれにとって問題となっている事として扱い、それがなぜその人にとって問題なのかの根本に光を当てる事で、夫婦で会話をしていてもその瞬間のお互いの要求が違う事が明らかになりました。このことから、私の中の満たされていない要求と相手の満たされていない要求を見つける事ができ、その後の夫婦間の会話の中で似たような場面に出くわす時、お互い今までとは違う反応で会話を進める事が出来るようになってきています。加藤さんは終始中立な立場で愛を持ってセッションを進めてくださり、その御陰で最後には二人とも自分も相手も責めない立ち位置を体験することができました。」
M. H. Lemont, IL

 


 

   

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